v1.12 リリース
1.12.9
- 「IPアドレスによる StudioApp へのアクセス制御」のプロキシサーバーを経由する環境からのアクセスをサポート
- エンドポイントのIP設定に関する一部の警告が、マルチテナント環境でのみ表示されるようになりました。
このリリースノートには、v1.10 と v1.11 の変更点も含まれています。
破壊的変更
- マルチテナント機能の導入により、異なるネームスペース間の通信がブロックされるようになりました。
新機能や改善
- IPアドレスによる StudioApp へのアクセス制御:組織管理者は、ユーザーの接続元IPアドレスによって管理する組織リソースへのアクセスを制限できるようになりました。この設定は組織管理画面から行えます。なお、この制限はプロジェクトからデプロイしたアプリケーションには適用されません。デプロイしたアプリケーションは、従来通りエンドポイントノードの「許可IPアドレス」設定に従います。
- エンドポイントのIP設定に関する警告: エンドポイントの「許可IPアドレス」が、アクセス不可またはすべてのアクセスを許可する状態の場合に警告が表示されるようになりました。
- 監査ログ: ユーザーの操作ログが記録されるようになりました。今後、組織管理者向けに、組織ユーザーの操作ログを確認する機能が追加される予定です。
- キャンバス画面のヘッダーに組織名を表示するようになりました。
- プロジェクトやスペースのメンバーから抜けた際に、ページが自動的に再読み込みされるようになりました。
- プロジェクトやスペースの一覧画面における 0 件の状態のメッセージを改善しました。
- キャンバス画面のエラーページや、その他一部のエラーメッセージを改善しました。
- パイプラインストレージは、パフォーマンス向上のため、AWS S3の代わりにkubernetesストレージを使用するようになりました。
Bug 修正
- SideappリソースのCPUリクエストのデフォルト値が128MBから64MBに変更され、変更できないようになりました(制限事項)
- ログイン画面の特定のエラーメッセージが赤色で表示されない問題を修正
- スペースメンバー以外のユーザーが組織のスペースをピン留めできない問題を修正
- 削除済みのスペースにプロジェクトを作成できてしまう不具合を修正
- 削除されたスペース名がプロジェクトヘッダーに表示され続ける問題を修正
- 各一覧画面でAPIエラーが発生したとき、キャッシュされた古い情報が表示される問題を修正。ページ内にエラー内容が表示されるようになりました。
- アクセス権限がないキャンバス画面やテンプレート詳細画面に一度アクセスすると、その後アクセスできる権限が与えられても、ページを再読み込みしないとアクセスできない問題を修正
- ホーム画面で頻繁にエラートーストが表示される問題を修正
- 一部の権限設定の不具合を修正
- 組織設定画面にURLで直接アクセスできない問題を修正
- ホーム画面を表示中、他ユーザーによって所属組織が変更された場合、サイドバーが正常に更新されない問題を修正
- 表示言語変更時、キャンバス画面の問題タブ内のテキスト言語が更新されない問題を修正
- スペース名の変更ダイアログに現在の名前が初期表示されない問題の修正
- 初回デプロイ時に、デプロイボタンのドロップダウンが開いたままになる問題の修正
- すでにログインやログアウトしている状態で、再度ログインやログアウトを行うと、エラーが発生する問題を修正
制限事項
# | 制限 | 備考 |
---|---|---|
1 | Pipeline の FailureHandler は現在バグ修正対応中で利用できません | |
2 | 削除したスペースはゴミ箱には表示されません。 | 将来この制限がなくなった際、これまで削除したスペースもゴミ箱に表示されるようになります。 |
3 | 要求されたSideAppのCPUとメモリのリクエスト は適用されない。 | CPUとメモリの「リクエスト」は現在、反映されないが、今後のリリースでは反映されるようになる。CPUとメモリの「リミット」は現在も反映される。 |